2008年05月19日
ダウ・ケミカル日本もPEの値上げを表明
6月1日から全品種をキロ20円引き上げへ
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:ダウ・ケミカル日本

 ダウ・ケミカル日本のプラスチック事業部は19日、ポリエチレン全品種の価格を6月1日納入分から1キログラム当たり20円引き上げると発表した。
 
 原料の高騰に対処してのもので、最近では昨年12月いらい今回が2度目の値上げとなる。
 対象品種は、C8コモノマーによるL-LDPE「ダウレックス」、インサイトテクノロジーによるエンハンスドポリエチレン「エリート」、超低密度ポリエチレン「アテイン」、ポリオレフィンプラストマー「アフィニティー」、プラストマー・エラストマー「バーシファイ」の各樹脂。
 
 ダウ・ケミカルは世界最大の石油化学企業で、ポリエチレンの生産・販売量でも世界トップの地位を確保している。特に高機能品種を得意としており、しかもそれらの製品の世界全体の需給バランスがここにきて一段と逼迫してきたため原料価格の上昇分を製品価格に転嫁することにしたもの。