2008年05月20日
積水化学、欧州企業買収し管路更生事業拡大
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化学工業

 積水化学工業の環境・ライフラインカンパニー(プレジデント:滝谷善行氏)は20日、香港のChevalier International Holdings Ltd(シェバリエ インターナショナル ホールディングス)の子会社である管路更生事業会社ChevalierPipe Technologies GmbH(シェバリエ パイプ テクノロジーズ=CPT社)の持分75%を取得すると発表した。

 積水化学は、昨年12月に米国の管路更生工事会社 Heitkamp,Inc(ハイトカンプ)を買収したのに続き、欧州を中心に管路調査から施工までのバリューチェーンビジネスを展開しているCPT社を買収することで、管路更生事業でのグローバルNo.1を目指す。

 日本や米国、欧州などの先進国では、下水道管の老朽化による道路の崩壊や陥没、漏水などが深刻な社会問題となっており、今後管路更生事業は非常に高い成長が見込まれている。

【買収対象会社の概要】(2008年5月20日時点)
(1)社 名 : Chevalier Pipe Technologies GmbH( Sekisui CPT GmbH に変更予定)
(2)本社所在地 : Julius - Mueller - Strasse 6, Schider - Schwalenberg, Germany
(3)主な事業所 : ドイツ、ベルギー、オーストラリア、UAE など11 拠点
(4)事業内容 : 管路更生事業(工法開発、生産、販売、工事)
(5)設立 : 2003年  ※ 買収完了予定日:2008 年7 月末日
(6)資本金 : 11,500 千EURO(約19 億円)
(7)代表者 : Edmund Luksch (エドモンド ルクシュ)
(8)従業員 : 約530 名(2007 年12 月時点)
(9)売上高 : 66,589 千EURO(約108 億円)(2007 年度見込み)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1211269470.pdf