2008年05月22日 | |
昭和電工・大分コンビナート、アリルアルコールの能力増強完了 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
|
昭和電工は22日、大分石油化学コンビナートのアリルアルコール設備増強工事が完了したと発表した。設備資金は数億円。生産能力は年産5万6,000トンから7万トンに増えた。 アリルアルコールは、香料や医薬中間体、眼鏡レンズ等に使用されるアリルエステル樹脂の原料で、需要は拡大傾向にある。 同社は、プロピレンと酢酸からアリルアルコールを直接合成する独自技術を開発し、1985年に事業化、2006年には年産能力を5万6,000トンに引き上げた。今回、さらに増強し今後の需要拡大に備えた。 同社は、大分コンビナートの酢酸製品群を「アセチル・チェーン」とし、原料ナフサからの一貫生産と、独自の触媒・プロセス技術によって競争力を強化してきた。今後も高付加価値化を進め、アジア・トップクラスの収益力をもつ“個性派コンビナート”を目指す。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1211419170.doc |