2008年05月22日 |
日立産機、生分解性絶縁油を採用したアモルファス変圧器を発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術(環境/安全) 【関連企業・団体】:ジャパンエナジー |
日立産機システム(椎木清彦社長)は22日、ジャパンエナジーが開発した環境対応型の生分解性絶縁油「JOMOバイオエレタス」を採用した環境調和型アモルファス変圧器を開発、発売すると発表した。 絶縁油は、変圧器などに使用される液状の電気絶縁材料で、最近は地球環境問題への関心から、生分解性などの環境性能が求められている。しかし従来の鉱物油系絶縁油には、生分解性がほとんどなく、消防法上も「危険物」扱いとなっている。 Jエナジーはこうした中、優れた生分解性や難燃性を有し、引火点が高く消防法上も“非危険物”に分類される生分解性絶縁油「JOMO バイオエレタス」を開発した。 日立産機は、同絶縁油をアモルファス変圧器に採用することで、環境負荷の低減を実現した。絶縁油が漏洩した場合の環境(土壌)汚染防止、難燃性による防災型変圧器としても期待されるとしている。 ■ JOMOバイオエレタスの特長 (1)優れた生分解性を有する :ポリオールエステル系合成油を基油としており、自然界の微生物によって分解されるため環境負荷が低い。 (2)難燃性を有する :燃焼点が300℃以上で難燃性を有し、引火点が250℃以上なため消防法上“非危険物”に該当する。 (3)安定性に優れている :不飽和成分、不純物等が少ないことから耐熱性、酸化安定性に優れている。また絶縁耐力が高く、鉱物油系絶縁油と同等の絶縁性を備えている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1211425356.pdf |