2001年05月24日
産総研と阪大「環境中微生物モニタリング技術」共同開発
バイオ利用プロセス効率化へ
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:経済産業省、NEDO

 産業技術総合研究所では大阪大学薬学部と共同で「環境中の微生物」を測定するモニタリング手法の開発研究に着手することになった。土壌などの一般環境中にどのような微生物が存在し、動態などが定量的に把握できるモニタリング手法を確立する。

 経済産業省ではバイオ産業振興策としてグリーンバイオ構想を進めている。天然に存在する微生物に新たな機能、付加価値をもたせることでバイオプロセスを発展させるというものの1つだが、そのためには土壌などの一般環境中微生物の種類や動態をより高い精度でモニタリングする手法が必要となっている。

 このためNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託により新しいモニタリング技術開発プロジェクトに取り組むことにした。
 研究期間は2001年~2005年の5年間、開発予算は7,000万円(2001年度分)となっている。