2008年06月02日
日本ユニカー、川崎ポリエチレン工場でパイプ破裂事故
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:日本ユニカー

 1日夜9時20分ごろ、川崎市川崎区浮島町の日本ユニカー川崎工業所ポリエチレン重合地区で、作業員が清掃後のパイプをつなぐ作業中に、突然パイプが異常音とともに破裂し、現場にいた協力会社の男性社員2人が病院へ運ばれる事故があった。
 
 運ばれた2人のうち1人(65歳)は死亡、もう1人(49)は軽傷で意識もあるという。
 
 2人は、配管の清掃作業を終え、窒素ガスを配管に流して圧力をかける、最終段階の気密テストを実施中に事故にあった。詳しい原因は消防、警察当局で調査中。
 
 同事業所のポリエチレン設備能力は、LDPE年産18万トン(5系列)と、LLDPE同12万トン(1系列)の計年産30万トン。今回事故があったのは、このうちLDPE設備の1系列で、残りのLDPE4系列とLLDPE設備には影響はなく、現在稼動中という。