2008年06月03日 |
ベンゼンのACP、6月も史上最高値を更新 |
新日石が1,310ドルで大手需要家と合意 |
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:新日本石油 |
新日本石油の2日の発表によると、同社はアジア地域の大手需要家との間で6月のベンゼン契約価格(ACP)をC&Fトン当たり1,310ドルとすることで合意した。 5月のACPは同1,145ドルで、現在の価格決定フォーミュラーに移行してからの最高値となったが、6月分はそれをさらに165ドル更新した。 これに伴う日本国内の価格は、今後の為替の推移にもよるが、同社では1キログラム当たり143.9円と想定している。5月分を18.6円上回ることになる。 これで、BZのACPは2カ月連続の値上がりとなった。上げ幅がこれまでになく大きいが同社では、原油とナフサの価格の高騰に加えて、インドネシア・TPPI社の減産や4月の鹿島アロマティックスの火災事故などにより需給に一段とタイト感が広がったためと説明している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1212455877.pdf |