2001年05月24日
中外製薬、米子会社ジェン・ブロープ社の核酸増幅試薬のFDA承認を取得
クラミジア・淋菌同時測定のための核酸増幅試薬
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬の100%子会社であるジェン・ブロープ社(Gen-Probe Incorporated/本社:米国カルフォルニア州サンディエゴ)は24日、性感染症(STD)のクラミジア(Chlamydia trachomatis)と淋薗(Neissena gonorrhoeae)の同時測定のための核酸増幅試薬「APTIMA VOMBO 2」が米国食品医薬品局(FDA)によって承認された、と発表した。
 ジェン・プローブ社によって開発されたTMA(transcription mediated amplification)法を用いた木検査は、核酸増幅検査(NAT)を用いて1回の検査で同時に直接検出が可能となるもの。
 同社は米国の性感染症診断薬領域でのマーケットリーダーで、そのシェアは約50%で、これまでHIV-1およびHCVの血液スクリーニング・システム(測定試薬、半自動測定装置および全自動測定装置「TIGRIS」)の開発を手がけており、本検査試薬はこれらの測定装置を使用して測定することもできる臨床診断薬として販売される予定。