2008年06月09日 |
旭化成、蘇州にドライフィルム増設完成、世界最大規模に |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:旭化成、旭化成エレクトロニクス |
旭化成エレクトロニクス(東京都新宿区)は9日、中国・蘇州の子会社が進めていたプリント配線板回路形成用感光性ドライフィルムレジストの能力増強工事が完成し、富士工場とあわせて世界最大のドライフィルム・サプライヤーになったと発表した。 中国の製造販売会社である、旭化成電子材料(蘇州)有限公司が、好調な需要の増加に対応するため、年産1億8,000万平方メートル設備を2億8,000万平方メートルに増強した。このため富士工場(静岡県)の年産9,000万平方メートルとあわせて、グループのドライフィルム生産能力は同3億7,000万平方メートルと、世界最大になった。 同社は今後もトップメーカーとして安定供給体制を確保し、一層の事業強化を図ってきたいとしている。 ■ プリント配線板回路形成用感光性ドライフィルムレジスト: プリント配線板等を製造する際、銅張積層板等基板の上に貼り付け、回路を形成するために用いられるフィルム状のレジスト材料で、一般的にはポリエステル製のベースフィルム、感光層、ポリエチレン製のカバーフィルムの3層からなる。携帯電話やデジタル家電市場の成長により、ドライフィルムの需要も拡大している。 【旭化成電子材料(蘇州)有限公司の概要】 (1)設立年月日:2002 年5 月 (2)立地 :中国 江蘇省 蘇州市 蘇州工業園区 (3)資本金 :1,810 万人民元 (4)株主 :旭化成エレクトロニクス株式会社 100% (5)事業内容 :プリント配線板回路形成用感光性ドライフィルムレジストの製造および販売 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1212992879.pdf |