2008年06月10日 |
SCG−ダウ、タイにPO年産39万トンの大型工場起工 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:ダウケミカル |
ダウ・ケミカル日本は10日、ダウとタイ・サイアムセメントグループ(SCG)の合弁会社である「SCG−ダウ」グループがタイで酸化プロピレン(PO)工場の建設に着手したと発表した。 工場は同国マプタプット近郊にあるアジア工業団地内に建設する。ダウとBASFが共同開発した“次世代型”の過酸化水素法PO製造プロセスを採用。生産能力は年産39万トンと世界規模。同時にプロピレングリコールも生産する。稼動開始は2011年の予定。 過酸化水素(HP)は、ダウとソルベイ(ベルギー)が設立する合弁会社が、隣接地に新工場を建設する。ソルベイが特許を持つ高収率テクノロジーにより、濃度100%のHPを年産33万トン超製造可能な世界最大規模の工場とする計画。ソルベイはタイの子会社、パロキシタイ社(Peroxythai Ltd)にも過酸化水素を供給する。 PO工場向けのプロピレンは、マプタプットにあるSCGとダウの合弁エチレン工場(2010年稼動開始予定)から供給する。 |