2008年06月10日
プライムポリマーも価格改定内容を変更
PP、PEとも上げ幅をキロ37円以上に修正
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:プライムポリマー

 プライムポリマーは、さる5月19日に打ち出したポリオレフィン各種の価格改定内容を変更することにしたと10日発表した。
 
前回打ち出した値上げ幅は、1キログラム当たり24円であった。それを今回は同37円以上に改める。キロ13円の追加値上げとなる。実施時期は7月1日納入分からで、前回発表と同じだ。

 上げ幅を13円増額することにしたのは、国産ナフサの7〜9月期価格が当初予想の1キロリットル当たり77,000円から同83,000円以上に跳ね上がる見通しとなってきたのと、用役費等も原油の続騰に伴って再上昇が必至となってきたためとしている。

ナフサ価格が同6,000円高くなるのに伴い、原料オレフィン価格は当初予想に比べて1キログラム当たり12円高くなり、一方の用役費等も同1円上がるというのが同社の判断だ。

 同社のポリオレフィンの現在の販売価格は、ナフサ1キロリットル当たり68,000円見合いのところにある。そのナフサ価格が同83,000円に上昇するとそれだけで樹脂のコストはキロ当たり30円以上高くなり、加えて用役費も同7円引き上げられ合計同37円以上の値上げが必要になると同社では説明している。なお、ポリオレフィンの価格改定幅修正は、日本ポリエチレンと日本ポリプロの両社もさきに発表している。