2008年06月10日 |
エチレンセンター11社の07年度決算は増収減益 経産省調べ |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省化学課が10日発表した、エチレンセンター11社の2007年度収益状況は、石油化学部門の売上高は5兆2,744億円で前期比16.3%の大幅増収となったが、営業利益、経常利益はともに前期を22%下回り、売上高経常利益率は6%から4%に低下した。 売上高の増加は、ナフサ等の原料価格高騰の影響はあったものの、国内外の需要が堅調に推移し、製品市況が好調だったことが寄与した。しかし、高騰する原燃料価格に対して、製品価格への転嫁が遅れ、利益が圧縮された結果、収益は増収減益となった。 全社ベースで見た場合、営業利益、経常利益の落ち込み幅は石化部門以上に大きく、このことからも石油化学部門は、化学産業全体の中で“健闘”したと言えそうだ。 【センター11社の石油化学部門(単独ベース)収益状況】単位:億円、( )前期比% ◇売上高 52744(16.3%) ◇営業利益 1900(△22.6) ◇経常利益 2108(△22.6) ◇売上高利益率 4.0%(6.0%) 【11社の全社ベース収益状況】 ◇売上高 69530(12.3) ◇営業利益 2298(△33.3) ◇経常利益 2721(△33.0) ◇売上高利益率 3.9%(6.6%) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1213092110.tif |