2008年06月11日
ジェイ・プラス、フタル酸系可塑剤全品目値上げ DOP35円
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:ジェイ・プラス

 ジェイ・プラス(協和発酵ケミカルと三菱化学の合弁)は11日、原燃料価格の高騰に伴い、フタル酸系可塑剤全品目の価格改定を行なうと発表した。7月1日納入分から実施する。
 
 08年第3四半期の国産ナフサ価格は、史上最高値の1キロリットル82,000円になると予想され、主原料であるアルコールも中国をはじめアジアでの需要が旺盛なため需給がひっ迫し、緩和のめどが立たない。こうした厳しい事業環境を乗り切るには、製品価格の改定が必要と判断した。
 
<対象品目と改定幅>(単位:1キログラム当たり)
・DOP     35円
・DINP     42円
・DIDP     35円
・D10/DUP   38円

【株式会社 ジェイ・プラスの会社概要】
◇本社   :東京都千代田区神田鍛冶町2-3-3
◇社長   :北坂 昌二
◇資本金  :4億8000万円(協和発酵ケミカル50%、三菱化学50%)
◇売上高  :350億円
◇生産拠点 :川崎工場 100千トン/年、千葉工場 80千トン/年、四日市工場 80千トン/年