2001年07月24日 |
容器包装リサイクル法に基づく12年度の実績がまとまる |
ペットボトルの分別収集量は前年の1.7倍に拡大 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:環境省 |
環境省リサイクル推進室は24日、容器包装リサイクル方に基づく各種容器包装の平成12年度における分別収集と再商品化の実績を発表した。 それによると、同年度は分別収集に取り組む市町村がおおH場に増加し、これに伴い分別収集量と再商品化量も前年度を大きく上回っている。この中では、ペットボトルの収集量が前年度の1.7倍に膨らんだ点が特に注目される。この結果、ペットボトルの廃棄量は同法が施行されて初めて前年度を下回るに至っている。 一方、同ボトルを除くプラスチック製容器包装の分別収集実績は、12年度が実行初年度とあって当初の計画量の約4割にとどまった。紙製容器包装も同じである。ただし、スタート当初数ヶ月と年度終盤の数ヶ月とでは収集規模が大きく異なる。プラスチック製容器包装の場合は、終盤の収集量はスタート当初のほぼ2倍に拡大している。 同室では、こうした点からも、プラスチック製容器包装の今年度の分別収集量と再商品化数量は大幅に拡大すると予想している。また、ペットボトルについても、今年度から新たな再商品化手法としてモノマー化が認められることになったのが促進材料となって、やはり分別収集量と再商品量が増加するのが確実と判断している。 ペットボトルとプラスチック製容器包装の12年度における分別収集量と再商品化量は次の通り。 [ペットボトル] ▽分別収集計画量=10万3,491トン ▽実績=12万4,873トン(前年度実績比1.65倍) ▽再商品化量=11万7,877トン(同1.67倍) ▽分別収集実施市町村=2,340(同1.93倍) [プラスチック製容器包装] ▽分別収集計画量=23万9,174トン(うち白色トレーは8,277トン) ▽実績=10万810トン(同3,039トン) ▽再商品化量=7万7,568トン(同2,499トン) ▽分別収集実施市町村=881(同612) |