2008年06月19日 |
協和発酵、米国アルナイラム社と「ALN-RSV01」ライセンス契約 |
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:協和醗酵 |
協和発酵は19日、Alnylam Pharmaceuticals, Inc. (米国マサチューセッツ州 )との間で、RSV感染症(RSV:Respiratory Syncytial Virus=呼吸器多核体ウイルス)を対象にアルナイラム社が第2相臨床試験を実施中のRNAi医薬 ALN-RSV01の日本およびアジアの主要地域における独占的開発・販売権を取得するライセンス契約を6月19日付で締結したと発表した。 このライセンス締結に伴い、協和発酵はアルナイラム社に対し契約一時金として15百万ドル、開発ならびに販売の進捗に応じたマイルストーンとして最大78百万ドルを支払う。また製品上市後には、アルナイラム社に対して、販売額に応じて2けた%のロイヤルティを支払う。 ■ RNAi( RNA interference ) について RNAiは、植物から哺乳類まで様々な生物で起きる遺伝子発現抑制(gene silencing)のプロセスであり、この発見は、今日の生物学と創薬において最も有望で急速な進歩をしている最前線の研究分野のひとつとして、2006年にノーベル生理医学賞を授与された。 このRNAiのメカニズムを利用した核酸医薬であるRNAi医薬は、創薬・医薬品開発における新しい手法として注目されている。RNAi医薬は、疾患の原因となるタンパク質を作り出す遺伝子(mRNA)に直接かつ選択的に作用することにより、これら病原タンパク質の産生を抑制します。RNAi医薬は、これまでとは根本的に異なる革新的な方法で疾患を治療し、患者様に貢献出来る可能性を有している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1213864733.doc |