2008年06月23日 |
ダイセル・BASF・三井化学「プラスチックドラム」再利用で協力 |
北海道で展開、サイレージ用蟻酸の新しい流通体制を構築 |
【カテゴリー】:経営(環境/安全) 【関連企業・団体】:BASF、ダイセル化学、三井化学 |
ダイセルファインケムは21日、ドイツ・BASF、北海道三井化学の両社と協力し、蟻酸の容器である「プラスチックドラム」を回収、再利用し、酪農家に配送する新しい流通システムを構築したと発表した。 これにより、環境保全や北海道の景観保持に役立つほか、酪農家への効率的な蟻酸の配送が可能となった。また、これまで回収されなかった使用済みプラスチックドラムを回収することで、住民の居住環境や農地利用の向上に貢献できるという。 蟻酸は、主に牧草のPH調整剤(サイレージ)として使われ、北海道では、現在、ダイセルファインケムがBASFから製品を輸入し「サイベスト」のブランドで販売している。 これまで、プラスチックドラムは、使用後に再利用やリサイクルされず、酪農家が廃棄処分してきた。 ダイセルファインケムはこのほど、使用済みプラスチックドラムを北海道三井化学に運び、そこで洗浄し、再度蟻酸を充填した後、再び酪農家に配送するシステムを構築した。21日、北海道三井化学工場内に充填設備が完成し、竣工式を行なった。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1214180854.pdf |