2008年06月23日 |
ポリプラスチックス、環境対応型「低塩素PPS」を開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ポリプラスチックス |
ポリプラスチックスは23日、製品中の塩素含有量を大幅に低減したPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)の新グレード「フォートロン 1140 A66」を開発したと発表した。市場での脱塩素・脱臭素化要請に応えた。 PPS樹脂は、難燃剤を使わずにUL94V-0規格を満足しており、従来からコネクター、スイッチ等の電子部品に幅広く採用されてきた。 しかし最近、欧米メーカーを中心に、ハロゲン系難燃剤を添加した材料を使用しない動きが強まってきてきた。 このため同社は、レジンを製造しているクレハと協力し、重合技術の改良および独自のコンパウンド技術を融合して、製品中の塩素量を大幅に低減した「フォートロン」の新グレードを開発・上市した。引続き環境対応型製品の開発、拡充に注力していく方針である。 ■「フォートロン1140A66」の特徴 ◇製品中の塩素濃度を900ppm以下に抑制した(自社測定法に基づき900ppm以下を基準とした) ◇従来の優れた機械的特性(高強度・高靭性)を維持している(フォートロンガラス繊維強化グレードと遜色のない機械的特性ならびに成形性を確保) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1214189586.doc |