2008年06月24日
原油・ナフサ価格上昇、サウジ増産に反応せず
【カテゴリー】:市況
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22日にサウジアラビアで主要産油国と消費国の緊急閣僚会合が開かれ、原油市場への投機資金流入を抑えるため「市場の透明性と規制の改善」の重要性を明記した共同声明を採択した。
サウジは2009年末までに生産能力を日量1250万バレルに引き上げる計画を発表。需要があればさらに250万バレル追加する意向も表明した。

会合後初の23日の取引が注目されたが、サウジの増産は折り込み済みで、短期的には効果がないと見られ、価格は上昇した。

東京市場オープンスペックナフサの終値は1,165ドル/トン、ドバイ原油終値も129.70ドル/バレルに上昇し、過去最高に近づいた。

NY市場のWTI原油先物も一時138ドル台まで上昇した。その後押し戻され、終値は136.74ドル/バレルで先週末比 +1.38ドルとなった。