2008年06月24日 | ||
日本ゼオンの「ゼオノアフィルム」有機EL照明、洞爺湖サミットに展示 | ||
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:日本ゼオン |
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日本ゼオンは、7月に開幕する主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に、同社の「ゼオノアフィルム」を使用した有機EL照明が展示されると発表した。 展示されるのは、米沢市の有機エレクトロニクス研究所(所長:山形大学城戸淳二教授)が開発した有機EL基板に、特殊加工を施したゼオノアフィルムを組みあわせたもので、通常のEL基板に比べ明るさが40%以上アップする。 全世界で消費される電力のうち、照明機器に使用される割合は20%を超えており、照明器具の省エネを推進することで、エネルギー消費の削減に大きく貢献する。白色有機ELを利用した照明器具は、低消費電力の平面光源として注目されている。 「ゼオノアフィルム」は、日本ゼオンが開発した光学設計技術と精密加工技術により特殊加工されたフィルムであり、有機EL照明と組み合わせることにより、さらに明るさを向上させ、省エネルギー化に貢献できる。 同フィルムに使われている、シクロオレフィンポリマー(COP: 商品名ゼオノア)は、その特徴として、(1)ガラスと同じ屈折率を持つ(2)高い透明性を持つ(3)水を吸わない、などの特性を持つことから、今回の有機EL照明に採用された。 日本ゼオンは、今後も引続き光学設計技術、精密加工技術を活用して、次世代照明である白色LED照明や有機EL照明の一層の高効率化を目指す。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1214267985.pdf |