2008年06月27日 |
5月の鉱工業生産 2.9%上昇、基調判断は下方修正 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省は27日、5月の鉱工業生産動向(速報)を発表した。生産指数(2005年=100、季節調整済み)は前月比2.9%上昇の109.4、出荷指数は同2,1%上昇の110.3、在庫は同0.5%上昇の104.7といずれも堅調だった。 しかし、製造工業生産予測調査によると、6月は自動車、一般機械、電気機械工業などが生産の減少を予測、トータルでも前月比▲0.9%の低下となる見込み。このため同省では生産動向の基調判断を「生産は横ばい傾向だが、弱含んでいる」と5カ月ぶりに下方修正した。 業種別に生産動向を見ると、5月は自動車、情報通信、プラスチック製品、化学工業(医薬品を除く)、繊維など、全16業種のうち12業種が前月比プラスとなり、低下は鉄鋼業、石油・石炭製品工業など4業種だった。 化学工業(除く医薬品)の5月の生産指数は、前月比1.0%上昇の99.0、出荷指数は同3.4%上昇の99.3、在庫は同1.1%上昇の103.3だった。 プラスチック製品工業は、生産指数が前月比3.0%上昇の102.4、出荷指数同4.1%上昇の104.7、在庫は同▲1.1%低下の100.9だった。 |