2008年06月30日 | |
東ソー、わが国最大のエチレン専用船が完成 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東ソー |
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東ソー子会社の東ソー物流(本社:山口県南陽市)が建造を発注していた、わが国最大のエチレン専用船「東陽丸」(エチレン積載量:3,500トン)がこのほど完成した。7月1日から運航を開始する。同社のエチレン船としては、就航中の小型船(積載量:800トン)、中型船(同:1600トン)に次いで3船目。今回、約50億円で最新鋭の大型タンカーを建造した。 南陽事業所(山口県周南市)を中心に大規模なビニル・イソシアネート・チェーンを構築中の東ソーグループは、このところ設備投資が活発で、投資額はすでに1000億円に達しているが、これに伴いエチレン需要量も年間60万トンを超え、今後さらに増える見通しにある。 このため、必要なエチレンの約半分は他の石油化学センターから調達する必要があり、今回の大型タンカー建造となった。当面は国内の他センターから融通を受けるが、いずれは“外洋”に出て、韓国をはじめ東南アジア各地から安価なエチレンを調達し、低コストで海上輸送して、原料調達の競争力強化に一役果たすことにしている。 【東陽丸の概要】 ・全長 :114.89メートル ・幅 :16.80メートル ・総トン数 :5973トン ・戴貨重量トン:7406トン ・最大速力 :16.0ノット ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1214795642.pdf |