2008年07月03日 |
旭化成ファイン、世界初・重金属低減「ビニルスルホン酸」発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:旭化成ケミカルズ、旭化成ファインケム |
旭化成ファインケム(=旭化成ケミカルズ100%出資、本社:大阪市西淀川区、森山直樹社長) は3日、スルホン酸基を有した最小のビニルモノマーである「ビニルスルホン酸」の超低メタル化技術を確立、製品名「VSA-S」として7月7日から発売すると発表した。 世界で初めて各種金属含有量を100ppb 以下に低減したスルホン酸モノマーで、金属不純物の混入を嫌う半導体向け材料に適している。2009年度3億円、2012年度には5億円の売上高を目指す。 ■「VSA-S」の特長 「VSA-S」は、これまでの「VSA-H」の特長であるビニル基とスルホン酸基のみから構成されている最小のスルホン酸モノマーであるとともに、スルホン酸メーカーである旭化成ケミカルズの製造技術を応用し、ナトリウムなどのアルカリ金属や各種重金属を100ppb 以下に低減する精製技術を世界で初めて確立した(特許出願中)。原料の低メタル化が求められる半導体向け材料にも適したグレードの供給が実現した。 【「VSA-S」の製品概要】 (1) 製品名 : VSA-S (2) 化学名 : ビニルスルホン酸 (Vinyl Sulfonic Acid) (3) 化学式 : CH2=CH-SO3H (4) CAS No : 1184-84-5 (5) 含有金属: Na、Ca、Fe、Cr 各100ppb 以下 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1215062105.pdf |