2008年07月07日
先週のナフサ契約価格、1,200ドル台に
4週連続の上昇、原油の反騰が影響か
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 わが国の大手商社や石油化学企業筋によると、商社や石油ならびに石油化学企業等が国際スポット市場で先週中に契約した先物ナフサの週平均価格はC&Fベースでトン当たり1,225ドル弱となった模様。前の週の平均を3%弱上回って、週単位では初の1,200ドル台に突入した。9月中旬到着分が対象となる。

 北西欧における先週の平均CIF価格も、同じく前週の平均を3%弱上回った模様。9週連続の上昇で、平均トン当たり1,157ドル強になったと見られている。

 いずれも、前週の原油スポット価格の上昇率とほぼ同じとなっている。北西欧と日本のCIFあるいはC&F価格との関わりが深い北海ブレントの前々週の上昇率は2.8%となっている。その北海ブレントもWTIも先週のアップ率が前週のそれを大きく上回っている点だ。特に北海ブレントは4.7%にもなっており、これが北西欧と日本のスポット相場にどういった影響を及ぼすかが注目される