2001年07月13日
プラ廃棄物処理・リサイクルのGL改定案承認
ペットボトルの着色品の廃止など多彩
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:経済産業省

 経済産業省による品目別廃棄物処理・リサイクルガイドラインの改定案が承認され、この中でプラスチック廃棄物のガイドライン改定案も取りまとめが完了、産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会で承認された。
 「リサイクルの促進」のテーマの中での改定が圧倒的に多い。主なものは次の通り。
 (1)飲料用・しょうゆ用ペットボトルの平成16年度までの目標リサイクル率を50%(11年度実績は22.8%)にする(2)同ボトルのリサイクルが容易に進むように着色ボトルを廃止する(3)同ボトルのモノマー化リサイクルの実用化を促進する(4)発泡スチロール製魚箱および家電梱包材の17年度までの目標リサイクル率を40%(12年度実績は34.9%)にする(5)発泡スチロール製トレイのマテリアルリサイクルに適した「白色トレイ」の円滑な供給の確保を目的として、スーパー、量販店などを通じた自主的な回収活動に対する支援対策を検討するとともに、消費者等に対して需要喚起のための啓発に努める(6)農業用塩ビフィルムの再生樹脂の拠点整備のためのシステムを構築していく。そしてこれによって、平成13年度以降も引き続き60%のリサイクル率(11年度実績は51%)の達成を目指す(7)塩ビ管・継手については、経済性を見極めつつ17年度までのマテリアルリサイクル率の目標値80%を達成するため、中間受け入れ場を全国各県に設置するとともに、塩化ビニル管・継手協会の会員による再生管の販売などを辞しする。