2008年07月09日
昭和電工、酢酸などの有機化学製品 8月から再値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:昭和電工

 昭和電工は9日、酢酸、酢酸ビニル、酢酸エチル、アリルアルコールの国内販売価格改定を決めたと発表した。いずれも8月1日出荷分から実施する。

<対象製品と値上げ幅> (単位 : 1キログラム当たり)
・酢酸          10円
・酢酸ビニル       15円
・酢酸エチル       15円
・アリルアルコール    20円

 有機化学製品の価格改定は、前回は6月9日に発表し、すでに実施済みだが、原油・ナフサ等の市況はその後も引き続き上昇し、価格決定の際の前提となる国産ナフサ価格も、前回想定した価格を大幅に上回る見通しとなった。

 前回(6月9日発表時)想定した国産ナフサ価格は80,000円/キロリットルだったが、現在想定される価格は同90,000円で、差異は10,000円/キロリットルに拡大している。このような大幅なコストアップは、自助努力で吸収できる範囲を超えているとして再度の価格改定を決めた。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1215572774.doc