2008年07月10日
「国際化学オリンピック」日本代表壮行会
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学工業協会
左から福井、鈴木、小澤、東の各代表

 40回目を迎えた、高校生たちの「国際化学オリンピック」は12日からハンガリー・ブダペストで開催されるが、「夢・化学ー21」委員会などによる日本代表壮行会が10日、東京・駿河台の化学会館で開かれた。
 
 日本代表に選ばれたのは、昨年夏の「全国高校化学グランプリ」で、2000人の参加者の中から最後まで勝ち残った4人で、「全員学力レベルが高く、好成績が期待できるメンバーです」と主催者たちも太鼓判を押している。
 
<日本代表の顔ぶれ>
◇東  星一  :灘高等学校・3年
◇小澤 直也  :駒場東邦高等学校・2年
◇鈴木 裕太  :宮城県仙台第二高等学校・3年
◇福井 識人  :灘高等学校・3年

 代表の4人は、主催者たちから「自信をもって十分に力を発揮してきてください」、「世界のレベルに触れるいい機会になる。友人を沢山つくってきてください」などと励まされ、はじめは緊張した面持ちだったが、マイクを渡されると、落ち着いて「全力を出せば、結果はついてくると思います」などと、頼もしいところを見せていた。
 
 大会は7月12日から21日までの10日間、ブダペストのエトヴェシュ・ロラーンド大学に、世界の70カ国から270人の高校生が参加して開かれる。2010年大会は東京で開催されることが決まっている。

【代表4人のコメント】
◇東 星一君
 世界はきっとレベルが高いと思うけど、偏差値ぐらいを目標に全力を尽くします。学校の友だちからは「最低でも金メダルをとって来い」と言われました。先生も大丈夫だと応援してくれました。

◇小澤直也君
 試験中は多くの先生やOBの皆さんからいただいた貴重なアドバイスを思い出しながら、冷静に取り組むつもりです。学校の化学部の友人たちは「精一杯応援しているから頂点を目指せ」と言ってくれています。

◇鈴木裕太君
 せめて恥ずかしくない成績をとりたいと思っています。当日、問題が配られてきたら、死ぬ気で解きます。両親からは存分に楽しんで元気に帰って来いと言われ、少し気が楽になりました。

◇福井識人君
 悔いが残らないよう全力を出し切りたいと思います。理想は金ですが、とりあえず歴代OBの方々に恥じない成績をとりたいです。学校ではクラブの友人が壮行会を開いてくれました。応援の言葉をたくさん頂きました。