2008年07月11日
カネカ、積水化成品にポリスチレンペーパー事業を譲渡
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ、積水化成品工業

 積水化成品工業とカネカは11日、カネカの子会社であるサンポリマー(本社:埼玉県蓮田市、山崎仁社長)のポリスチレンペーパー(PSP)事業を積水化成品に譲渡することで基本合意した。対価などの具体的条件は、今後協議して決める。
 
 カネカは、サンポリマーのPSP事業について、09年1月末までに以下のものを譲渡する。
(1)サンポリマーのPSP事業の営業権
(2)カネカが保有するPSP事業に関する特許権、知的財産権およびノウハウ
(3)サンポリマー蓮田工場の有形固定資産など

 PSP事業は原料ポリスチレンの高騰や、食品容器用素材の多様化など、このところ事業環境が厳しさを増しており、抜本的な対応が課題となっていた。
 
 両社は、今後のPSP事業の競争力維持・強化への取り組みについて検討した結果、カネカグループが事業譲渡することが最善策であるとの点で一致した。
 
【サンポリマー株式会社の概要】
◇本店所在地 :埼玉県蓮田市
◇代表者   :山崎仁(社長)
◇設立    :1996年12月
◇資本金   :900百万円(カネカ:100%出資)
◇従業員   :68名(08年3月末現在)
◇事業内容  :合成樹脂の製造・加工・販売
◇売上高   :7,824百万円(08年3月期)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1215762918.pdf