2008年07月14日
ダイセル化学、三国プラスチックスの全事業をアロン化成に譲渡
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ダイセル化学

 ダイセル化学工業は14日、連結子会社である三国プラスチックス(本社:大阪市淀川区、伊藤徹宣社長)の全事業を、樹脂加工メーカーのアロン化成(本社:東京都品川区、矢田昭社長)に譲渡することで基本合意したと発表した。譲渡日は08年10月1日の予定。
 
 三国プラスチックスは1927年、ダイセル化学(当時は大日本セルロイド)三国加工場を分離し、三国セルロイド株式会社として設立。現在は資本金3億15百万円で、主に水道用品、自動車部品、工業部品、OA機器部品などのプラスチック製品の製造・販売を行なっているが、ダイセル化学グループとのシナジー効果を期待できるものが少なく、事業の選択と集中という観点からグループ外での発展の道を模索していた。
 
 一方、アロン化成は、下水道分野を中心に塩ビ製継手やパイプなどの製造・販売事業を展開しており、三国プラスチックスとの統合シナジー効果は営業、生産両面で大きいと判断、事業譲渡が決った。
 
 譲渡の方法は、三国プラスチックスの100%出資子会社である三国化工へ事業に必要な資産その他の権利義務を吸収分割し、吸収分割後、三国化工の株式の全てをアロン化成へ譲渡する予定。
 
【三国プラスチックス株式会社の概要】
(1) 代表者  伊藤徹宜
(2) 本店所在地  大阪市淀川区
(3) 設立年月日  1927年7月14日
(4) 主な事業内容  水道用品、 自動車部品、工業部品、OA機器部品、建設機械部品、 家電部品等のプラスチックス製品の製造および販売
(5) 資本金  3億15百万円
(6) 株主  ダイセル化学 100%


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1216010922.pdf