2008年07月16日
三井化学、BPA、エポキシの値上げ交渉決着
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は16日、原燃料価格の高騰を理由に実施していた、BPA(ビスフェノールA)及びEX(エポキシ)の値上げ幅改定交渉が、最終的に需要家筋の了解を得て決着したと発表した。
 
 決着内容は、BPAが値上げ率14%の1キログラムあたり48円(内訳はベンゼン31円、ナフサ10円、C重油7円)、XE同14%の53円(BPA34円、エピクロルヒドリン12円、C重油7円)で、ともに7月1日出荷分から実施している。
 
 なお同社では、原燃料価格の騰勢はその後も止まらず、第3四半期の国産ナフサ価格は1キロリットルあたり90,000〜95,000円、C重油は同105,000円前後となる見通しが有力となってきた。その場合、再度値上げを検討せざるを得ないと説明している。