2008年07月17日
1ー6月のポリオレフィン出荷、軒並み前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石化協の17日の発表によると、ポリオレフィン3樹脂の6月の出荷量は、LDPEとHDPEが久しぶりに前年実績を上回ったが、PPは国内向け、輸出とも引き続き低調で下回った。

 LDPEとHDPEの国内向けが前年超えに転じたのは、レジン各社の値上げ表明によりフィルム業界を中心に前倒し需要が発生したためとの見方が有力だ。

 PPが前年を下回ったのは、日用雑貨向けの落ち込みが大きかったのと、出荷の60%以上は価格がナフサスライド制で決まっており、前倒し需要の発生が少ないためと見られている。

 今年上期(1〜6月期)の出荷合計は、3樹脂すべてが前年同期の実績を下回るかたちとなった。LDPEとHDPEはともに3%、PPは7%それぞれ前年同期を割り込んだ。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1216275865.pdf