2008年07月24日
24日の東北地震「製造業に影響なし」、経産省調べ
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:経済産業省

 24日午前0時26分ごろ、東北地方で強い地震があったが、経産省によると電力会社の原発施設や石油精製・化学工場などに大きな影響はなかった。火力発電設備の一部に回線停止による停電などの被害が発生したものの早朝には復旧した。製造業で工場が停止したなどの被害報告は午前9時現在入っていないという。

 経産省の被害把握状況(24日午前9:00現在)の主な内容は次の通り。

【原子力発電所】
◇東北電力東通原発 :点検終了・異常なし
◇東北電力女川原発 :2・3号機継続して運転中・異常なし(1号機は定期検査中)
◇東京電力福島第一原発 :1〜6号機 運転継続中(点検終了・異常なし)
◇東京電力福島第二原発 :1〜4号機 運転継続中(点検終了・異常なし)
◇日本原子力発電東海第二 :継続して調整運転中
◇日本原発 :いずれも点検終了・異常なし

【その他の発電所】
◇東北電力八戸火力3号(5万キロワット) :停止 24日午前5時12分に発電再開
◇新日鉄釜石(火力14.9万キロワット) :停止(直流送電線2回線のうち1回線が停止)

【石油精製備蓄関係】
◇久慈備蓄基地 :異常なし
◇むつ備蓄基地 :異常なし

【石油製油所】
◇新日本石油精製・仙台製油所 :異常なし

【コンビナート】
◇現在のところ被害情報はなし

【鉱山】
◇現在のところ被害情報はなし

【工業用水道】
◇八戸工業用水道事業 :浄水場内は異常なし。送水管路は調査中

【製造業】
◇確認中(これまでに入手できた情報の範囲内では特段の被害なし)