2008年07月28日
三菱樹脂、省エネ・省スペースの角形開放式冷却塔を新発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱樹脂
「ヒシクーニングタワー」の新型モデル

 三菱樹脂は28日、従来品より最大約40%の省エネ化を実現したユニット式角形開放式冷却塔の新型モデル「ヒシクーリングタワーM-Hiシリーズ」を開発、7月30日から販売開始すると発表した。

 冷却塔は、空調用冷凍機等で使用され、温められた水を冷却塔内部の充填材に滴下させ、
ファン(送風機)で取り込んだ外気と接触させることで水温を下げる構造となっている。通常、冷却塔内部の充填材は2段構成となっているが、これを3段に変更し塔体設計を最適化することで水の冷却効率を高めた。

 従来製品との比較で最大約40%の省エネルギー化(電力消費削減)を実現した。充填材を3段にすることで、省スペース化も実現した。またユニット単位での現場搬入・設置が可能なため、工期の短縮と工事コストの削減を図ることもできる。

■用語解説
・冷却塔(クーリングタワー)
 ビルや工場などの空調用の冷凍機で使用する水を冷却するための装置。冷凍機で使用され温められた水を内部の充填材に滴下させ、ファン(送風機)で取り込んだ外気と接触させて温度を下げる。冷やされた冷却水は、再度冷凍機で使用する。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1217225289.pdf