2008年07月30日
6月の鉱工業生産指数低下、基調判断下方修正「弱含みで推移」
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省が30日発表した6月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整済み)は107.1で前月比2.0%の低下、出荷指数は106.9で同じく3.0%低下した。生産は自動車(輸送用機械)、一般機械、プラスチック製品、化学など16業種のうち12業種で前月比マイナスとなった。
 
 同省の生産予測調査によると、7月、8月も低下が予測されている。このため同省は景気の基調判断を、前月の「横ばい傾向であるが、弱含んでいる」から「弱含みで推移している」へと2カ月続けて下方修正した。四半期別では2四半期連続の低下となり、景況感が一段と冷え込みそうだ。
 
 化学工業(除く医薬品)の生産指数は前月比0.7%低下の98.2、出荷指数は同0.3%低下の98.8、在庫指数は同0.5%上昇の103.8だった。
 
 プラスチック製品工業は生産指数が前月比1.8%低下の99.5、出荷指数同3.4%低下の100.2、在庫指数は同0.3%上昇の101.0だった。