2008年07月30日 |
三菱ガス化学、ポリカーボネート樹脂減産へ |
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:三菱エンジニアリングプラスチックス、三菱ガス化学 |
三菱ガス化学は、ポリカーボネート樹脂の国内需要が減退し、原料高から事業採算も悪化しているため、鹿島工場(茨城県神栖市)の年産11万トンプラントを減産すると発表した。減産幅は最大20%の予定。 ポリカーボネート樹脂の需要は、景気減速の影響から、国内でもCDなどの光学用途をはじめ自動車、建材向けなどに低迷が見られ、市況も軟化傾向にある。 同社は同樹脂を三菱エンジニアリングプラスチックスを通じて販売しているが、原燃料価格の高騰に伴い、コストが上昇しており事業採算は大幅に悪化している。 このためグレードごとに生産調整し、最大20%程度の減産を実施していくことにした。減産解除の時期は、原料価格や樹脂の市場動向を見て判断する。 同社はタイ(MGC・タイランド)にも年産16万トンの大型プラントを持っているが、現地需要は好調でフル稼働が続いているという。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1217397636.pdf |