2008年07月31日
出光興産、徳山・千葉のスチレンモノマー15%減産
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:出光興産

 出光興産は31日、スチレンモノマーの市況低迷に対応するため徳山、千葉両工場でSM製造装置の稼動調整を実施すると発表した。
 
 同社は徳山工場(周南)に年産34万トン、千葉工場(姉崎)に同21万トン、合計55万トンのスチレンモノマー生産能力を持つ、国内第2位のSMメーカーだが、原料価格の急激な高騰によって生産コストが上昇する中、販売価格の改定が進まず、採算が大幅悪化したため減産実施を決めた。
 
 稼動調整の期間は、8月1日から9月30日までの2カ月。両工場の稼働率を100%稼動に対して15%減産の85%とする。両工場あわせた減産量は約14,000トンとなる。