2008年08月04日
ナフサの国際相場、先週は小幅な下降に
日本勢の契約価格の平均はおよそトン1,075ドル
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の商社や石油ならびに石油化学企業等が国際マーケットで先週中に契約したナフサのオープンスペック品の平均C&F価格はトン当たり1,075ドル弱となった模様。

 4週連続の下降となったが、前の週の平均価格に対する下降率はおよそ2%で、前週比7.0%安となった前の週とは様相がかなり異なる。
 北西欧のCIF価格の平均は下降率がさらに縮小している。先週の平均は1,003ドル強で、前の週の平均に対する下降率は約1.3%にとどまっている。

 いずれも、原油のスポット価格が小幅の下降に終わったことによる。WTIは1.5%安、北海ブレントは2.0%安で、ともに4週連続の下降ながらも下げ幅は前の週と異なり小幅にとどまっている。