2008年08月08日
6月のエンジニアリング受注高32%増、3カ月連続プラス
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省が8日発表した6月の産業動態統計(速報)によると、エンジニアリング業の受注高は前年同月比32.1%と3カ月連続の前年比プラスだった。
 
 内訳を見ると、「国外」は化学プラント、電力プラントシステムの大口受注があったことから同87.5%の大幅増加となり、「国内」も電力プラントシステム、鉄鋼構造物の大口案件があったことから同7.6%増加した。
 
 1件当たり受注高が5億円以上の受注件数は191件(前年同月比121.7%)だった。

 同省が行なった将来予測調査によると、第3四半期にエンジニアリング受注高が「増加する」と回答した企業は14.6%、「横ばい」は78.0%、「減少する」は7.3%で、予測DI(増加から減少を差し引いた数値)は7.3ポイントだった。今年第1四半期のDIは4.1、第2四半期DIは5.0ポイントだった。
 
【6月のエンジニアリング受注高】 単位:百万円 ( )前年同月比%
 
 <受注高合計>  1,025,083(132.1)
 (国内)      578,525(107.6)
 (国外)      446,558(187.5)
 
 <主要プラント別受注高>
 ・電力プラント    284,246(130.8)
 ・通信プラント    58,935(99.9)
 ・化学プラント    324,289(218.9)
 ・製鉄プラント    42,440(133.6)
 ・その他産業プラント 77,982(98.2)
 ・貯蔵・輸送システム 28,255(120.3)
 ・環境衛生システム  55,845(81.8)