2008年08月08日
カネカ、セメダイン社の株式追加取得、持分法適用会社に
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ

 カネカは8日、セメダイン社の第2位の株主である独・ヘンケル(Henkel)社から、同社が保有するセメダイン社の株式を追加取得することでヘンケル社と基本合意したと発表した。これに伴いセメダイン社はカネカの持分法適用関連会社となる。
 
 セメダイン社(本社:東京都品川区、荒井進社長)は資本金3,050,375千円(発行済み株式数15,167千株)。昭和23年の設立で、従業員281人。接着剤、シーリング剤、特殊塗料メーカーとしての実績を持つ。カネカは自社の液状樹脂事業を強化していく上でセメダイン社との連携が有効と判断した。

 ヘンケル社のセメダイン株所有数は1,517,000株(10.23%)、カネカは現在同社の筆頭株主で2,928,000株(19.75%)を所有している。譲渡後のカネカの所有数は4,445.000株(29.99%)となる。
 
 セメダイン社の株は、ほかに三菱商事(6.64%)、東レ・ダウコーニング(3.71%)、信越化学(2.63%)なども所有している。