2008年08月18日
三井化学、シンガポールで非可食資源から化学品製造技術を共同研究
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は18日、シンガポール科学技術研究庁(A*STAR:Lim Chuan Poh 長官)との間で、「シンガポールで獲得した微生物を活用した化学品製造のための生体触媒開発」について共同研究を行うことにし、契約締結に向けて最終調整中だと発表した。
 
 同研究は、A*STARの化学工学研究所(ICES)と、三井化学アジアパシフィック技術センターで行う3件目の共同研究テーマとなる。 原油価格の高騰および地球温暖化抑止の観点から、木質材料等の非可食バイオマスから有用化学品を製造する技術の開発は極めて重要であり、その中心技術となる高性能生体触媒の開発が求められている。
 
 三井化学は現在、独自の遺伝子組換え技術を活かし生体触媒開発に取り組んでいる。ICESは生物資源豊富なシンガポールで、現地に生息する微生物資源を探索し、化学品製造へ展開する技術を持つ。
 
 このため両者技術のシナジーを活かし、非可食バイオマスからアルコール類、フェノール類等の化学品を製造する生体触媒開発を目指す。
 

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1219038844.pdf

(英文)
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1219038670.pdf