2008年08月19日
ナフサの契約C&F価格、先週は1,000ドル割れ
原油の続落に共連れで6週間連続の下降
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の大手商社や石油ならびに石油化学企業が国際スポット市場で先週中に契約したオープンスペックナフサの週平均のC&F価格はトン当たり999.5ドルとなった。週単位の契約C&F価格が同1,000ドルの大台を割り込むのは、5月第2週(5〜9日)いらい14週間振り。
 
 先週の契約C&F価格の平均を前の週に比べると3.1%の値下がりとなる。6週間連続の値下がりであり、直近のピークの7月第1週の平均価格に対比すると18%強下がったことになる。
 
 北西欧の先週のCIF価格の平均は同932.7ドルで、前の週の平均を3.2%下回っている。これも6週間連続の値下がりで、2週間連続の1,000ドルの大台割れとなっている。直近の最高値に比べると9.4%下がったことになる。
 
 いずれも原油のスポット価格の動きに連動するかたちでの下降となっている。ただし、日本のC&F価格も北西欧のCIF価格も下降率はWTIや北海ブレントものをわずかながら下回っている。