2008年08月21日 |
BASF、スチレン事業を分離し子会社化 |
【カテゴリー】:海外(経営) 【関連企業・団体】:BASF |
BASFジャパンは21日、BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)がスチレン事業を分離し同事業を子会社化することを決めたと発表した。 新子会社は、2009年1月に設立の予定。 また、売却する事業の範囲を拡大し、スチレン共重合体事業を追加する。新たに売却の対象となるのは、ドイツのルートヴィッヒスハーフェンとシュヴァルツハイデにあるスチレン系共重合体の製造プラント、および世界的なスチレン共重合体のマーケティング、販売、物流機能となる。 新設する子会社は、グローバルのスチレン事業を独立して展開する。含まれる事業は、汎用品のスチレン・モノマー、ポリスチレン、スチレン・ブタジエン共重合体(SBS)、ABS樹脂と、スチレン共重合体ブランドのルーラン(SAN)など。 スチレン事業は汎用品と共重合体を合わせて従業員が1,600人。07年度の総売上高は40億ユーロだった。生産拠点はベルギーのアントワープ、ドイツのルートヴィッヒスハーフェンとシュヴァルツハイデ、メキシコのアルタミラ、ブラジルのサン・ジョゼ・ドス・カンポス、インドのダヘジ、韓国の蔚山にある。 売却対象ではない残りのスチレン系プラスチックの事業は今後、建設業界、および梱包業界向けの発泡体事業に集中し、パフォーマンスポリマー事業本部の一部として展開する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1219307023.pdf |