2008年08月22日 |
PSPの出荷、7月も前年比9.7%減と不調 |
製品の薄肉化が影響か、1〜7月計も8.2%減 |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会が22日に集計したところによると、同シート(PSP)の7月の総出荷数量は8,340トンで、前月の実績を2.3%上回ったものの前年同月に対しては9.7%の縮小となった。 これでPSPの月間出荷量は14ヵ月連続の前年同月割れとなった。スーパーやコンビニ等の量販店の強い要求に沿ってPSP各社が懸命にトレー原反シートの薄肉化に取り組んでいることが長期低迷の大きな要因と見られる。 7月の実績も、引き続き全ての品種が前年同月割れとなった。主力のロールトレーは8.9%減で7ヵ月連続の前年同月割れである。また一般反は15.5%減で14ヵ月連続、ラミネート丼用は6.2%減で7ヵ月連続、さらにラミネート一般用は7.8%減で14ヵ月連続してそれぞれ前年同月を下回っている。 この結果、今年1月から7月までの出荷の累計は57,510トンとなった。前年同期の実績を8.2%下回っている。消費量が最も多いトレー反(ロールトレー)が8.3%減と低迷しているのが大きく影響している。 また、昨年8月から今年7月までの1年間の総出荷数量は112,920トンとなった。前年同期を7.1%下回っている。この場合は一般反が11.2%、ラミ一般が11.4%それぞれ前年を下回ったことが大きく響いている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1219380776.tif |