2008年08月25日
スポットナフサ価格、7週間振りに小反発
C&F日本の先物が再び1,000ドルの大台超え
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の商社や石油企業ならびに石化企業が先週中に国際市場で契約したナフサの先物の週単位の平均C&F価格はトン当たり1,006ドル弱となった。

 前の週の平均価格は同999.5ドルで14週振りに1,000ドルの大台を割り込んだが、先週は小幅ながら反発して再び1,000ドル台に戻った。前の週の平均価格を上回るのは7週間振りのこと。ただし前の週に対するアップ率は0.6%と極めて小幅にとどまっている。

 北西欧のCIF価格も同様に7週間振りに反発した。前の週の平均を1.3%上回って944.6ドルとなっている。

 いずれも原油のスポット価格の反発に伴ってのもの。先週の原油のアップ率はWTIが1.0%、北海ブレントが2.0%となっている。したがって今週のナフサのC&F日本の価格は先週の平均をさらに上回る公算が濃厚といえる。