2008年08月26日

タカラバイオ、京都・医聖会のがん治療を技術支援

【カテゴリー】：経営（新製品/新技術） 【関連企業・団体】：タカラバイオ

タカラバイオ(加藤郁之進社長)は26日、医療法人社団・医聖会百万遍クリニック(京都市左京区)で、タカラバイオの技術支援による、がん細胞免疫療法の治療を9月下旬から開始すると発表した。 がん治療の現状は、外科手術、放射線治療、化学療法などが併用されているが、 がん細胞免疫療法は、患者自身のリンパ球を、自身のがん細胞を攻撃できるように体外で活性化し、その細胞数を増やした後、患者の体内に再び戻し、がん細胞を破壊に導く方法で、同社はこれまでの遺伝子治療研究で得た細胞増殖技術や、安全にリンパ球を増殖する閉鎖系システムなどのがん細胞免疫療法のノウハウを医聖会に提供する 　タカラバイオは今年5月から京都府立医科大学にがん細胞免疫療法の臨床開発を行うための寄付講座(吉川敏一教授・古倉聡准教授)を設置しており、同講座の臨床開発成果も医聖会でのがん治療に活かすことにしている。 　 【医療法人社団 医聖会の概要】 ◇所在地 : 京都府八幡市八幡五反田39-1 ◇理事長 : 真鍋克次郎 ◇関連施設 : 八幡中央病院、京都八幡病院、学研都市病院、百万遍クリニック、介護老人保健施設石清水、訪問看護ステーション梨の里、八幡市乳幼児健康支援デイサービス事業たんぽぽ、精華町病後児保育事業病後児保育室ひまわり、真鍋整形外科医院 【医聖会 百万遍クリニックの概要】 ◇所在地 : 京都市左京区田中門前町103-5 (Tel: 075-791-8202) ◇概要 : 医聖会が、財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター(理事長:片山傳生)より附属診療所の営業譲渡を受け、平成20年4月に開設した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1219733850.pdf