2008年08月28日
三菱樹脂、米フォルタ社のコンクリート補強用PP繊維を輸入販売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱樹脂
米国での施工例(ローラースケートリンク)

 三菱樹脂は28日、米国の建設資材メーカーであるフォルタ社(本社:ペンシルベニア州)から、同社が製造するコンクリート補強用ポリプロピレン繊維「フォルタフェロー」の独占販売権を取得、9月1日から輸入販売を開始すると発表した。
 
 コンクリートの補強には鉄筋や金網、スチールファイバー、樹脂ファイバーなどが使用されているが、今回輸入販売する「フォルタフェロー」は、2種類のPP長繊維を組み合わせて、セメントや砂などの骨材をしっかりつかむ構造をしている。
 
 このため耐衝撃性・耐久性に優れており、金網や鉄筋などの金属系補強材を使わず、「フォルタフェロー」を混練するだけで、同等レベルの補強効果が得られる。コンクリートのひび割れが低減できるため、ローラースケート場のような広いスペースにも“目地”なしで施工できる、などの特徴がある。
 
 今後は、国内の道路や商業施設、滑走路、トンネル、ダムなど金属補強材が使用されている用途を中心に販売を広げ、3年後3億円の売上を目指す。
 
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1219890633.pdf