2008年08月28日

三井物産、豪州ヴィンセント油田 生産開始

【カテゴリー】：経営（海外） 【関連企業・団体】：三井物産

三井物産は28日、100％子会社のミツイ・イー・アンド・ピー・オーストラリア社（MEPAU社）が40％の権益をもつ豪州 WA-28−L 生産鉱区のヴィンセント油田で、27日から原油生産を開始したと発表した。 　 　初期生産量は、一部生産井からの先行生産により、日産約5万バレル（同社持分は同2万バレル）を想定、年末にかけて約4万バレルまで減退するものの、その後は追加生産井が稼動開始し減退を補う予定。 　 　生産オペレーターは、豪州最大の石油・ガス開発会社であるウッドサイド・エナジー社（60％の権益を保有）で、現地に浮体式海洋石油生産・貯蔵・出荷施設（FPSO）をもち、このほど本格操業に入った。原油貯蔵容量は120万バレル。 　 　MEPAU社は04年3月、既発見未開発油田群（エンフィールド油田、ヴィンセント油田及びラヴァーダ油田）を含む WA-28−L 鉱区及び隣接のWA-271探鉱鉱区にそれぞれ40％参画した。 　 　ヴィンセント油田は1998年に発見された。今回、ウッドサイド・エナジー社との共同開発作業により生産開始となった。