2008年09月01日 |
ポリプラスチックス、レーザー光を透過させる「着色POM」開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ポリプラスチックス |
ポリプラスチックスは1日、レーザー透過性を阻害しないポリアセタール樹脂(POM)「ジュラコンM90LP」を開発したと発表した。 「ジュラコン」は本来乳白色の樹脂で、良好なレーザー光透過性をもっているが、電子部品などに使用する場合は、他の材料に合わせて黒や灰色に着色することが多い。そのさい、一般的な顔料を使って着色した場合はレーザー光を透過しにくいという問題があった。 そこで同社は、染料や顔料の専門メーカーであるオリヱント化学工業(本社:大阪市旭区、高橋昭博社長)と共同で、このほど「レーザー透過溶着法」により、POM樹脂のレーザー透過性を阻害しない「ジュラコン M90LP」を開発した。 新着色材料ジュラコンの特徴は以下の通り。 (1)レーザー透過性はジュラコンの標準グレード(M90−44)のナチュラル色と同等である。 (2)色相は、明るい色から暗色まで可能。 (3)機械的強度や塾老化性はジュラコン標準グレードと同等レベルである。 同社では「ジュラコン」の色彩や意匠性が高まったことで、今後、同樹脂の需要拡大が期待できるとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1220236464.doc |