2008年09月01日
ナフサの海外契約価格、先週も小反発
先行する北西欧のCIF価格は3%強の上昇
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の大手商社や石油ならびに石油化学企業等が国際市場で先週中に契約したオープンスペックもののナフサの週平均C&F価格はトン当たり約1,011ドルとなった。
 
 前の週の平均に対比すると0.5%(同5.1ドル)の上昇となる。小幅ながらも2週連続の反発となった。直近のボトムである8月第2週の平均に比べると、1.2%(同11.5ドル)の値上がりとなる。原油のスポット相場のうちのWTIの上昇率とほぼ同じである。
 
 一方、北西欧のナフサの先週のCIF価格は同973.7ドルとなっている。引き続き1,000ドルの大台を割り込んだままだが、前の週の平均に比べると3%強(同29ドル強)上がっている。C&F/日本の価格はCIF/NWEを後追いするパターンとなっているので、今週のC&F・日本の価格は続伸が必至と見る関係者が多い。