2008年09月04日
「産業活動分析」プラスチック製品は2期連続の低下
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省が3日発表した4-6月期の産業動向分析によると「プラスチック製品工業」は生産・出荷とも2期の低下となった。概況及び用途別動向は以下の通り。
 
(1)生産は前期比▲1.6%と2期連続の低下となった。土木建築用資材関連は増加したものの消費資材関連、生産資材関連が減少した。
(2)出荷は同▲1.3%と2期連続で低下した。生産と同様、土木建築用資材関連は増加したが、消費資材関連、生産資材関連が減少した。
(3)在庫は同▲1.4%と2期ぶりの低下。在庫率は1.0%で2期連続の上昇となった。

◇生産資材関連品目の生産は前期比▲1.4%、出荷は同1.6%と、ともに2期連続の低下となった。品目別にみると、プラスチック機械器具部品が▲1.9%と2期連続の減少、容器(中空成形)は飲料用PETボトルの受注減により同▲2.0%と2期trzの減少、合成皮革も自動車向け内装用などの減少により同1.6%と4期ぶりに減少した。

◇消費資材関連品目は生産が前期比▲2.6%で2期連続、出荷は同▲2.4%で2期ぶり、在庫は前期末比▲0.8%と3期ぶりのそれぞれ低下となった。
 フィルム・シートは包装用を中心に生産が減少し前期比▲3.5%と5期ぶりのマイナス、日用品・雑貨も同▲2.1%と4期連続の減少となった。
 
◇土木建築用資材関連品目は生産が前期比1.6%、出荷同1.5%と、ともに5期ぶりの増加となった。在庫は前期末比▲1.8%と4期連続の低下となった。
 強化プラスチック製品は浄化槽などの増加により前期比6.6%と4期ぶりの増加、プラスチック製パイプも値上げ前の仮需により同3.0%と5期ぶり、板も同5.2%と8期ぶりに増加した。建材は床材料などの減少により同▲1.1%と4期連続のマイナスとなった。