2008年09月04日
三菱化学、鹿島の第2エチレンプラント一時停止
【カテゴリー】:経営(環境/安全)
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学は4日、鹿島事業所(茨城県神栖市、梶原泰裕所長)の第2エチレンプラントについて、冷凍設備に不具合が見つかったため、自主的に操業を停止したと発表した。直ちに修理を行い、安全を確認した上で再開するが、稼動入りは約2週間後になる見通し。
 
 第2エチレンプラントは年産能力47万6,000トンで、分解炉8炉からなっているが、昨年12月の火災事故以来、損傷の激しい2炉は休止したままとなっている。このため実質生産能力は82%にあたる6炉分、年産39万トンとなる。
 
 停止期間中のエチレンの手当てについては、鹿島1号機や水島工場の増産、外部購入などによりまかなうが、スチレンモノマーなど一部誘導品が減産中ということもあり、大きな混乱にはならないとみられている。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1220508901.pdf